ClosedXmlでセルの書式を設定してみた(3)

どもです。

前々回前回に引き続き、今回もClosedXmlでエクセルの設定を変更してみます。

0. 作業環境

今回のエントリでは、以下の環境で作業を行います。

開発環境
項目 内容
OS Windows10 Pro(22H2)
CPU i7-8700
メモリ 16GB
IDE Visual Studio Commnuity 2022(64bit)
version 17.7.1
対象のフレームワーク .NET Framework 4.8.1
ClosedXml 0.102.1

1. やってみる内容

今回は、ClosedXmlを用いてシートの枠線の表示/非表示の設定に挑戦します。

2. やってみる

ClosedXmlによるシートの枠線の表示/非表示の設定は、対象シートのShowGridLinesプロパティを操作します。具体的には、falseに設定すると非表示、trueに設定すると表示されるようになります。

public void GridLines1()
{
	using (var workbook = new XLWorkbook())
	{
		var workSheet = workbook.Worksheets.Add(Sheet);
		workSheet.ShowGridLines = false;
		workSheet.Cell(2, 2).Value = "ShowGridLines = false";

		workbook.SaveAs(Path);
	}
}
public void GridLines2()
{
	using (var workbook = new XLWorkbook())
	{
		var workSheet = workbook.Worksheets.Add(Sheet);
		workSheet.ShowGridLines = true;
		workSheet.Cell(2, 2).Value = "ShowGridLines = true";

		workbook.SaveAs(Path);
	}
}

1つ目の関数(GridLines1)の実行結果は、以下のようになります。



2つ目の関数(GridLines2)の実行結果は、以下のようになります。



2つの画像を見て分かるように、枠線の表示/非表示が切り換わっています。

3. まとめ

今回は、ClosedXmlを用いてシートの枠線の表示/非表示を設定してみました。枠線の表示は、これまで紹介してきたセルの書式の設定とは異なり、プロパティにより値を設定します。対応するメソッドはありませんでした。

今回の内容が、誰かの助けになれば幸いです。ではっ!

Ex. 公開しています

今回のエントリのなかで紹介しているコードは、全てGitHubにて公開しています。本文中に記載できていないコードについては、そちらを参照してください。