C言語でEV3開発(1)

2021年1月28日

どもです。
2回目の投稿。
本格的な投稿としては、初めての投稿になります。
内容は、LEGO/MindStorm EV3の開発環境の構築になります。

プラットフォームですが、以下の環境を前提とします。

OSWindows7 Professional SP1(64bit)
CPUCore i7-3770K
メモリ16 GB
SDIntel SSDSC2CW180A3(180GB)
仮想マシンVirtual Box Ver.4.3.20
ゲストOSUbuntu 12.04 LTS
EV3EV3 C言語プログラミングセット

1. 解決すべき問題

EV3ですが、代理店となっているAfrelからC言語プログラミングセットを
購入すると、前提としている環境を整えるための手順、および簡単な
サンプルプログラムのコードが記載された冊子が手に入ります。
しかし、この冊子に記載されている環境では、

「開発対象のアプリが大きくなり、ソースファイルが複数になった場合に、
ビルドができない、コードとは別にライブラリを指定したりできない」

という問題があります。
もちろん、提供されているビルド環境を解析・更新すれば、できないことも
ありません。
(実際やってみて、成功した実績はあります。)
しかし、そのためには提供されているビルド環境を解析してカスタマイズする
必要があり、非常に手間・時間がかかってしまいます。

2. 解決方法

前述の問題を解決するための代表的な方法として、「統合開発環境(IDE)を導入する」
というものがあります。
そして、Linux/Ubuntu上で動作するIDEでは、Eclipseが有名です。
なので、ここではEclipseを導入することで、この問題を解決します。

3. Eclipseのダウンロードとインストール

私の環境では、Eclipse 4.2 JUNO を選択・インストールして使用しています。
まず、Eclipse CDTのLinux用インストーラをインストールします。

Eclipse

ダウンロードしたら、以下のコマンドを実行します。

cd /opt/
sudo tar xavf ~/ダウンロード/eclipse-cpp-juno-SR2-linux-gtk.tar.gz

これを実行することで、/opt/以下に、eclipseが展開されます。

4. Eclipseの日本語化

日本人なので、いろいろ日本語で表示されているほうがわかりやすいです。
なので、Eclipseを日本語化します。
日本語化には、これまた有名なpleiadesを使用します。
pleiadesは、以下のサイトからダウンロードします。

pleiades

ダウンロードするのは、[安定版]にします。ついで、以下のコマンドを順次連続します。

cd /opt/eclipse/
sudo unzip /home/ev3/ダウンロード/pleiades_1.5.0.zip
echo '-javaagent:/opt/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar' | sudo tee -a /opt/eclipse/eclipse.ini

これで、Eclipseが日本語化されます。