ローカルのnugetパッケージのインストール方法

どもです。

今回は、ローカルPC上のnugetパッケージファイル(.nupkg)をVisualStudioにインストールする方法について書きます。なお本エントリの内容は、以下の環境で作業を行っています。

CPU Intel(R) Core(TM) i7-8700 CPU @ 3.20GHz 3.20 GHz
RAM 16.0 GB (15.9 GB 使用可能)
OS Windows10 Professional
22H2(19045.5737)
Visual Studio Visual Studio Community 2022 (64bit)
Version 17.13.6

1. VisualStudioの設定

ローカルPC上にダウンロードしたnugetパッケージファイルをインストールするためには、VisualStudioの「ソリューションのパッケージ管理」機能における「パッケージソース」に、ローカルPCの任意の場所を追加する必要があります。

「パッケージソース」へのローカルPCの任意の場所に追加は、VisualStudioの[オプション]から行います。メニューバーの[ツール]-[オプション]を選択し、「オプション」画面を表示します。「オプション」画面の左ペインから、[NuGetパッケージマネージャ]-[パッケージソース]を選択します。すると、画面右側に、現在設定されているパッケージソースの一覧が表示されます。



この画面上の右上、[+]ボタンをクリックすると、新たに「Package source」行が追加されます。



あとは、「名前」に任意の名前、「ソース(S):」にローカルPCの任意の場所、ダウンロードしたnupkgファイルを格納する場所を指定します。ちなみに、私は以下のように設定しました。



2. パッケージソースの選択

パッケージソースの設定が完了したので、設定した場所に格納されているnupkgファイルをインストールしてみます。

メニューバー[ツール]-[NuGet パッケージ マネージャ]-[ソリューションのNuGet パッケージ マネージャの管理(N)…]を選択し、NuGet画面を表示します。



表示された画面の右上あたりの「パッケージソース:」のドロップダウンリストに、事前に追加した名前の項目があるかと思いますので、それを選択します。選択すると、当該フォルダに格納されたnupkgファイルに対応する情報が表示されます。(画面では、「CS.Logger」が該当します。)



あとは、表示されている一覧からインストールしたいパッケージを選択し、インストールをすればインストールされます。

3. まとめ

今回は、nupkgファイルをローカルPCにダウンロードしてからインストールする手順について書きました。

基本的にnugetパッケージは、VisualStudioからインストールします。しかし開発環境、とくに企業のオフィス内で開発していると、パッケージマネージャからnugetパッケージをインストールできない場合があります。このときnupkgファイルをダウンロードし、インストールすることで、問題は解決できるかと思います。

今回の内容が、誰かの助けになれば幸いです。

ではっ!