組込みエンジニアがWEBアプリ開発に挑戦してみた(6)
Linuxにインストールした開発環境の動作確認
どもです。
今回は、以下の内容の続きです。
- 組込みエンジニアがWEBアプリ開発に挑戦してみた(1)
環境のセットアップ - 組込みエンジニアがWEBアプリ開発に挑戦してみた(2)
環境の準備に向けて固定IPアドレスを設定する - 組込みエンジニアがWEBアプリ開発に挑戦してみた(3)
固定IPアドレスの設定 - 組込みエンジニアがWEBアプリ開発に挑戦してみた(4)
固定IPアドレスの設定(NetPlanの場合) - 組込みエンジニアがWEBアプリ開発に挑戦してみた(5)
Linuxに開発環境をインストールする
今回は、前回のエントリでインストールした各種ツール類の動作確認を行ってみます。
0. 作業環境
今回のエントリは、以下の環境で作業を行います。
CPU | Intel(R) Core(TM) i7-8700 CPU @ 3.20GHz 3.20 GHz |
---|---|
RAM | 16.0 GB (15.9 GB 使用可能) |
OS | Windows10 Professional 22H2(19045.5487) |
Virtual Box | バージョン 7.0.22 r165 102 |
ゲストOS | Ubuntu 24.04.2 LTS |
1. .NET SDKの動作確認
まず最初に、.NET SDKの動作確認です。前回のエントリの中では、以下のコマンドを実行してプロジェクトを作成しています。
dotnet new webapp -n AspNetCoreSample -o sampleWebApp
まず、このコマンドを実行してプロジェクトが作成されることを確認してみます。テキトーな空ディレクトリを作成し、上述のコマンドを実行した結果が以下です。
実行結果を見るとsampleWebAppディレクトリが作成されていることが分かります。まず、とりあえずはコマンドが動作していることが確認できました。
次に、生成したプロジェクトをビルド、実行してみます。プロジェクトのビルド、実行は以下のコマンドで行います。
dotnet run
で、実行した結果が以下。
画面を見ると、HTTPのURLが表示されています。コレが実行している/したアプリケーションのアドレスです。試しに、このURLにアクセスしてみます。アクセスのために実行するコマンドは以下。
curl http://localhost:5172
その結果が、以下です。
…HTMLだけ見せられても分からないので、実際にこのURLにアクセスしてみます。アクセスの手順は、以下の通りです。
- ゲストOSにログインする
- ブラウザ(基本はFirefox…のはず)を起動する
- 先述のURLをアドレスバーに入力する
この手順を実行すると、以下のような画面が表示されます。
これで、.NET SDKが正常にインストール、動作していることが確認できました。
2. NGINXの動作確認
次に、NGINXの動作確認です。これはカンタンです。NGINXは、デフォルトでは自動的に起動するように構成されています。そのため、確認の前の手続き、ということは必要ありません。
動作していることを確認する方法はいくつかあります。
2.1. systemctrlを使用した動作確認
systemctrlコマンドを使用した動作確認です。この方法では、ターミナル(端末)上で以下のコマンドを実行することで、NGINXの動作状態を確認できます。
systemctl status nginx
私の環境でこのコマンドを実行した結果が、以下です。
出力されている内容のうち、動作状態を確認するためにチェックする項目は、Active:の欄です。この項目の値が「active (running) …(後略)」となっていれば、動作していることになります。実際、上の画像でもActiveの値が「active (running) …」になっており、動作していることが確認できます。
3.2. curlを使用した動作確認
次に、curlコマンドを使用した方法です。NGINXがデフォルト設定で動作している環境では、localhostにアクセスした場合、NGINXのデフォルトページが表示されます。
curlコマンドを使用してlocalhostにアクセスし、動作を確認します。
curl http://localhost
このコマンドを実行すると、NGINXのデフォルトページのHTMLが取得できます。
このようなHTMLが取得できていれば、NGINXが動作しています。
3. まとめ
今回は、前回のエントリでインストールした各種ツール類の動作確認を行いました。
結果として、インストールしたツールは、全て期待通り動作していることが確認できました。また、各種ツールの動作状況の、本当に基本的な確認方法も(とくに本文中に記載しませんでしたが)確認できたと思います。
次回は、これらインストールしたツールについて、設定する、設定しなければならない項目を確認してみます。
このエントリが、誰かの助けになれば幸いです。
ではっ!
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