*

C言語でEV3開発(4)

公開日: : 最終更新日:2015/03/24 マインドストーム/EV3, 開発

どもです。
今回のエントリーは、前回のエントリー内容/EclipseでEV3の実行ファイルをビルドするための環境構築への別アプローチです。

前回のエントリの内容、実は少し問題のあるアプローチです。
「少し」と書いたのは、前回紹介した内容でもクロス環境は十分に実現でき、実際に実行ファイルの作成はできています。
では、何が問題なのか?です。
それは、「単体テスト」です。
単体テストは、開発PC上で行います。
そのため、EV3の開発環境でPC(VM)上で動作する実行ファイルが作成できなければなりません。
しかし、前回の内容では、ビルドできるのはEV3の実行ファイルのみです。
そこで今回は、前回作成した環境で、さらにPC(VM)上で動作するための環境設定の構築手順について記載します。

(1). 設定画面表示
まず、Eclipseを起動し、EV3開発プロジェクトのプロパティを開きます。
ついで、[C/C++ビルド]-[設定]を選択します。これで、設定画面が表示されます。

(2). 構成のコピー
設定画面が表示されたら、右上の[構成の管理…]を選択します。
cross_compile_manage_configuration
すると[構成の管理]ダイアログが表示されます。この画面において、コピーしたい構成を選択し、[新規]ボタンを押下します。
cross_compile_select_configuration
[新規構成の作成]画面ダイアログが表示されるので、任意の名前と説明を入力します。ここでは、PCDebug/PC上でのデバッグ環境とします。
cross_compile_create_new_config_after
次に、設定のコピー元の[プロジェクトからインポート]ボタンを有効にし、リストからベースにしたい設定を選択します。ここでは、Debugを選択しました。
cross_compile_create_new_config_after
これにより、PCDebugという構成が追加されました。

(3). クロスコンパイラ設定変更
次に、クロスコンパイラの設定を変更します。
(1). と同様の手順で設定画面を表示します。次に、[ツール設定]タブを表示します。
このとき、[構成]は、(2). で追加した構成を選択します。
ここで、ツール設定タブの[Cross Settings]を選択します。すると、接頭部にクロスコンパイラのGCC前、パスにはクロスコンパイラのパスが表示されています。
これを両方とも削除します。
cross_compile_create_corss_config

これで、クロスコンパイラの設定は完了です。

(4). ビルドの確認
プロジェクトをビルドします。
下が、実行した際のコンソールです。
cross_compile_build_pc

使用しているコンパイラがgccになっていることが確認できます。
また、ビルドされた実行ファイルを確認すると、PC向けのファイルになっていることが確認できます。
さらに、実際にファイルも実行できます。
cross_compile_build_pc_file

これで、1つのプロジェクトでPC/EV3向けの実行ファイルの両方がビルドできるようになりました。
単体テストなども、実行できます。

関連記事

python

Ev3開発サポートツール(4)-Pythonによるグラフ表示

どもです。 前回のエントリーで、VisualStudioCommunityでのPythonの開発環

記事を読む

toppers

C言語でEV3開発(23)-モーターの性能確認

どもです。 今回は、EV3に付属しているモーター(Lモーター/Mモーター)の性能について調べてみた

記事を読む

Qt_logo_2016

QtでRaspberryPi/GUI開発(2):ためしに時計を作ってみた(其の弐)

どもです。 前回のエントリーでは、ラジオボタンのグループ化と、選択されたボタンの特定方法まで記載し

記事を読む

no image

C言語でEV3開発(21)-モーター出力の制御

どもです。 前回は、超音波センサから前方障害物との距離を取得し、それを元に安全状態を判断する、とい

記事を読む

eclipse_4.3_kepler

eclipse/CDTにおけるgdbでのデバッグ中に発生するpythonのエラー

どもです。 今回のエントリーは、Eclipse上でのデバッグの際に「pythonのエンコードエラー

記事を読む

toppers

C言語でEV3開発(26)-EV3で機械学習(1)-QLearningをC#に委譲してみた

どもです。 前回の投稿では、Q-LearningをEV3本体に実装してみたら、メモリが足りなくて動

記事を読む

toppers

C言語でEV3開発(19)-コマンド通信処理でEchoBackしてみた

どもです。 前回は、Bluetoothの接続状態の変化に伴う、状態遷移について書きました。 今回

記事を読む

OpenCvLogo

OpenCvによる画像サイズ変更

どもです。 最近、カメラの動画をOpenCvで加工する、ということに挑戦し始めました。 しか

記事を読む

toppers

C言語でEV3開発(25)-Q_Learningを実装してみた…が!?

どもです。 今回の内容は、「失敗しました」という内容です。 最近、流行になっている深層学習/

記事を読む

no image

C言語でEV3開発(17)-コマンドによるTOPPERS/HRP2 EV3RT アプリケーションの制御(コントロール)

どもです。 今回は、TOPPERS/HRP2 EV3RT で作成したアプリをPC上から操作するため

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code class="" title="" data-url=""> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <pre class="" title="" data-url=""> <span class="" title="" data-url="">

raspberry-pi
RaspberryPi3対応のタッチスクリーンを買いました

どもです。 ついに、念願のRaspberryPi3対応のタッチスクリ

no image
QtでRaspberryPi/GUI開発(3):ためしに時計を作ってみた(其の参)-StyleSheetの適用

どもです。 前回のエントリーでは、グループ化されたボタンに対するイベ

Qt_logo_2016
QtでRaspberryPi/GUI開発(2):ためしに時計を作ってみた(其の弐)

どもです。 前回のエントリーでは、ラジオボタンのグループ化と、選択さ

raspberry-pi
QtでRaspberryPi/GUI開発(1):ためしに時計を作ってみた

どもです。 また更新の間隔が空いてしまいました。 久しぶりの更新で

no image
Windows-QtCreatorでのデバッグ

どもです。 更新の間隔が空いてしまいました。 久しぶりの更新です。

→もっと見る

PAGE TOP ↑